どのくらいの方がボートシーバスのフライフィッシングをされているのでしょうか？私は近年(2021〜2023)ハマったくちですが、この釣りはもう2、３0年以上開拓されてきています。

東京湾のシーバスに関しては今の所ボートシーバス一本、岸からやろうとは考えもしていません。友人からのアドバイスは岸からではいろいろな意味でエラく難しいものがボートだと一変、フライキャスティングを思いっきり楽しめる上に魚がいる（であろう）ところに確実に行けるから、です。

東京神奈川にお住まいであれば、それこそ初心者から鱒などのフライフィッシングベテランまで、楽しい経験になると想像します。アプローチが確立している部分がある点では初心者にもチャンスありで、魚は釣ってなんぼ、釣れば釣るほど覚えるものです。東京湾にはそれに応えるだけの魚影があります。一方で決して安易に済まないフライフィッシングの深淵がこの釣りにもあり、追求すればするほど沼落ちしていく可能性はどのフライフィッシングとも同じに思います。時に爆釣のような状況に当たり、その報告を聞くと安っぽい釣りに思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。そんなことは4年やって１回当たった程度です。多くは工夫の中で過ごして数匹獲る濃密な時間です。

東京神奈川在住であれば車や電車でもうすぐそこ。ガイドは基本４時間ですが、潮の動く時間を考えれば４時間が適当です。１人で４時間８番クラスのフライロッドを振り続けるのはなかなかしんどく、２人でコストも時間もシェアするのがちょうどいい。東京湾の夜の夜景を楽しみつつ？あるいは日中の工業地帯の無機質に驚きつつ？１回で何かがわかるわけではないですが、ぜひ数回、風と潮周りの良さそうなタイミングを見計らってやってみてはいかがでしょうか。世界的にもトップレベルのポピュレーションとも言われる東京湾シーバスをフライフィッシングで。身近な野生をぜひ。