以前から環境関連のページ、特にダムに関する内容を考えていました。けれどなかなか手が出せませんでした。自分で行動できないでいるのが主な理由ですが、シェアするにわかりやすく、価値がありそうな情報を探せていなかったからでもあるのです。
釣りをしている限り、川を遡行すれば否が応でも目につく河川工事やダムや堰堤はネガティブな関心ごとです。釣りの成果が良くなければなおさら、あるいは昔は良かったと聞けばさらに、もし川や自然があるべき姿に戻っていくとしたらどんなだろうと想像しないではいられません。
熊本県の球磨川、荒瀬ダムの撤去が2019年にあり、その流れが短い間にもポジティブに変化していく様子を見て驚嘆、感動しています。改めて調べると世界では大きな動きが起こり始めていました。バンブーロッド関連の本を読んでいると北米メイン州の話はよく出てきて、その中にはかつてサーモンフィッシングで名を馳せたペノブスコットリバーの話がありました。しかし産業の発展を目指す中でロギングだけでなく3つの大きなダムが建設されてサーモンの回帰は見る影もなくなったと聞きます。ところがそのペノブスコットでは2011年頃からダム撤去のプロジェクトがスタートし、今では2つのダムが取り去られ、もう一つは改修により改善しようと動いているといいます。メインの友人にこれは本当かと思わずメールで確認してしまいました。本当だと。そしていつかサーモンが戻ることを期待していると。
ここでは微力ながら、私が有用あるいはわかりやすい解説と思ったものをシェアさせていただき、その時が来れば、釣り師が憧れる活き活きとした川の流れ取り戻す動きがあれば、有志とともに参戦したいと思います。